絵本の国

「みほちゃんとグーフィー」

作: な な

このおはなしは ほんとうにあった おはなしです。

みほちゃんのおうちは 東小金井の駅から 歩いて20分くらいのところに ありました。

おうちをでて すぐ左へ曲がると  いつも猫のホワイトが  ひなたぼっこを  しています。

ホワイトは まっしろな とても毛並みのいい かわいらしい猫でした。

ホワイトは おばあさんに じぶんのこどもとして 育てられました。

だから ホワイトはじぶんは おばあさんの おなかの中から生まれたのだと 思っていました。

おばあさんは ホワイトのくびに ひもをつけて よくホワイトのおさんぽを しています。

今日は おばあさんに だっこされて おもてにでて 通る人たちの おみおくりをしていました。

みほちゃんが前を通ると おばあさんが いいました。

「ほら、ごあいさつしなさい。 おはよう~って。 ほら、おはよう~。」

ホワイトの手をもって 横にふりながら。

ホワイトは みほちゃんをみながら しっぽをパタパタと 横にふってくれました。